更年期障害は女性ホルモンの減少と深い関わりがあります。その女性ホルモンの減少は骨粗しょう症を引き起こす原因にもなるのです。
更年期障害の症状の一つに、骨粗しょう症があるのをご存じでしょうか。骨粗しょう症とは、骨の密度が少なくなり骨がもろくなり、ちょっとした力もかける事が出来ない状態になります。多くの人は、この骨粗しょう症が年齢を重ねる事が引きがねとなり、お年寄りがなりやすい病気である、と思っているのではないでしょうか。
しかし、年齢が引き金となり、骨粗しょう症が起こるわけではないのです。更年期障害と骨粗しょう症は、密接な関係にあるのです。なぜなら女性ホルモンは、骨密度を保つ働きを持っているからです。更年期障害は、女性ホルモンの減少が原因となって起こります。これに伴い、女性ホルモンに含まれるエストロゲンが少なくなります。
このエストロゲンは、骨にもとても重要な役割を持っています。エストロゲンが少なくなることで、骨がもろくなってしまうのです。その為、更年期障害の症状として、骨粗しょう症が挙げられます。
男性は、女性ホルモンを体内にあまり持っていないので、骨粗しょう症に掛る確率は少ないようです。
更年期に骨粗しょう症になっても、特に症状が出ないので、気がつく人は少ないようです。骨粗しょう症が酷くなると、腰が痛くなり、些細なことで骨折をし、初めて骨粗しょう症になっていたと気がつく場合が多いと言われています。
お年を召してからの骨折は、骨折が中々治らず、自分の事を自分で出来なくなってしまう可能性が出てきます。更年期に入って骨粗しょう症を発症しない為にも、普段から積極的にカルシウムなどを摂るようにしましょう。生活習慣を見直し、予防に努めましょう。
Copyright 2008-2019 更年期障害ナビ 更年期障害の症状~治療、薬の知識 All Rights Reserved.