女性特有の病気だと言われていた更年期障害ですが、最近では男性にも似たような症状が現れることが多くなり、それが加齢による男性ホルモンの減少が原因であると言うことも徐々にわかってきました。男性の場合、女性の閉経のような具体的な現象があるわけではないので、非常にわかりにくい症状ではありますが、更年期障害が原因とされるうつ病や自律神経失調症などはここ最近、非常に増えてきているのです。主な原因は男性ホルモンの減少ですが、そのほか、仕事のストレスや運動不足による肥満、生活の急激な変化などが考えられています。
症状は女性と同じように体のほてりやのぼせ、冷や汗、睡眠障害、食欲の減退、倦怠感などですが、体の不調を感じても、何科に診てもらえばよいのかわからないと言う人も多いかと思います。女性の場合は、更年期障害を疑ったら婦人科に行くのが近道ですが、男性の場合その更年期障害自体、認知され始めたのが最近ですので、専門外来はほとんど無いのが現状です。もしかしたら更年期障害?と感じたら心療内科や内科で相談してみると良いでしょう。一定の症状がはっきりしているのなら、その専門医に観てもらうのもひとつの方法です。診断が下されるのに時間のかかる病気ですので、ひとつひとつ症状をチェックしながら、的確な治療を受けられるようにしなければいけません。
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